【続報2】「審査請求書」公開

不当課税未遂事件

前回記事の続報です。
(事件の概要は【札幌国税局管内で「不当課税未遂事件」発生】をご覧ください。)

令和5年6月29日に行われた「違法な更正通知書」の交付に対して、令和5年8月23日付で、札幌国税不服審判所に対して「審査請求書」を提出しました。

経過

本日公開した『【続報】札幌中税務署員による「違法な更正通知書の」使送』のとおり、6月29日の更正通知書使送の場で、札中署法人第6統括官から「納税者の反論、主張は審判の場でしか受け付けない」と通告されました。
その後、この「違法な更正通知書」に基づき、札幌中税務署から8月7日付で、更正通知書分の税金全額が滞納されているという内容で『督促状』が送り付けられました。
さらに、滞納税額が多額であるとの理由から、札幌国税局徴収部特別整理部門へ引継がれたとの通知も一方的に送り付けられました。
事情を知らない道税事務所、市税事務所からも差額税金の督促状が送り付けられました。

事態は予断を許さない状況となってきたことから、国賠訴訟(8月4日提起)を担当した川上弁護士とも協議し、8月23日付で、札幌国税不服審判所に対して「審査請求書」を提出しました。

「審査請求書」の全文を公開

令和5年8月23日付 「審査請求書」の全文を公開致します。

271号.pdf

270号.pdf

今後について

札幌国税不服審判所においては、早急に審査が行われ、今後の税務行政の適正な運営の指標となるような、正当な裁決が出されることを強く望みます。
税理士法人Impactとしては、国税当局に対して更正処分の取消し等を求めるのではなく、札幌国税不服審判所による「今回の札幌中税務署の更正処分は無効である」旨の正式な裁決を求めていく方針です。